対物賠償責任保険とは
対物賠償責任保険は契約中の自動車、又は原付バイクで他人の財物に損傷を与えて損害賠償責任を負った場合に補償してもらえる保険です。
契約中の自動車又は原付バイクの所有、使用、管理をしていて、その自動車で他人の財物に損傷を与えてこちらに過失があった場合、その割合に応じて保険金が支払われます。
(物損は自賠責保険からは支払われません。)
保険金の支払対象は契約中の自動車又は原付バイクで損害を与えてしまった他人の物やそれによって生じる間接的な損害に対してです。
例えば、事故によって壊れた他人の車、建物、ガードレールなどの物や代車、レッカー代、道路の復旧費、店舗やタクシーなどを破壊してしまった場合などは休業補償などに対しても保険金が支払われます。
他人の物やそれが壊れた事による損害に対する補償ですから自分や家族の物が壊れても保険金は支払われませんし、それによって発生した間接的な損害に対しても保険金は支払われません。
また、下記に当てはまる人が使用、所有、管理しているモノに対しては保険金は支払われません。
@ 記名被保険者
A 契約の自動車を運転中の者またはその父母、配偶者もしくは子
B 被保険者の父母、配偶者または子
など
例えば上記@ABにあてはまる人が友人からビデオを借りていてそれが事故により壊れたとしても保険金は支払われません。
”自分や家族が管理しているモノ”と見なされるからです。
ちょっとややこしいですが、これが友人が一緒に同乗して車内に持ち込んだモノなら支払い対象になります。他人が管理している他人のモノだからです。
対物賠償責任保険は対人賠償責任保険とならんで任意保険の中でも重要な柱となる部分なので大抵の方が無制限に設定してしています。